10分でわかる経済の仕組み。最もわかりやすい経済の本質

この記事はレイダリオの30分でわかる経済の仕組みを参考に記載しています。経済に関して様々な考え方に接してきましたが、この考え方が最もシンプルで真理だと考えてます。この記事では、経済の重要なエッセンスに絞って可能な限りシンプルに経済を捉えることを目的とします。

レイ・ダリオ氏の30分でわかる経済の仕組みはこちらから視聴する事ができます。(→動画

経済とは取引の積み重ね

経済の最も小さな構成要素は取引です。
取引とは、買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品サービス資産を提供します。
この取引が何度も何度も繰り返されることで経済が成り立ちます。とても簡単です。

取引の重要な要素はクレジット

取引は、お金とクレジットを物品、サービス、資産と交換することです。

この取引において、お金よりもクレジットの方が重要な役割を担っています。
クレジットとは簡単に言うと借金ですから、どれだけお金を借りれるかが経済を押し上げます。

アメリカでは、市場に出回っているお金は3兆ドルで、クレジットは50兆ドルと言われています。
クレジットが経済のどれだけ重要な構成要素か、理解することができると思います。

誰かの支出は誰かの所得

なぜクレジットが経済において重要な要素なのかより詳しく見ていきます。

取引は、お金とクレジットを物品サービス資産と交換することを言います。
つまり、誰かがお金とクレジットを消費すると、誰かの所得が増えます。所得が増えれば、もっと借りることができますから、さらに支出を増やすことができます。これが経済を押し上げるのです。

経済を決めるのは借りやすさ

クレジット=借金をどれだけしやすいかが、経済を押し上げています。取引の最大手は政府機関です。
政府は、中央銀行からお金を借ります。政府は、中央銀行からかりたお金を支出することで景気を刺激します。

また普段私たちが接する銀行(UFJ銀行等)も中央銀行からお金を借りることができます。政府は公共サービスやインフラにお金を支出することで経済を刺激し、銀行は企業や投資家にお金を貸す、つまりクレジットを増加させることによって経済活動を活発化させます。

中央銀行の役割は利子のコントロール

中央銀行の役割は、利子をコントロールすることで景気を安定させることです。この仕組みはとても簡単です。

借金返済の利子が高ければ、政府や銀行は中央銀行からお金を借りることができません。逆に利子が低くなればお金をたくさん借りることができます。

中央銀行は、インフレを察知すると利子を引き上げます。逆に、デフレに傾けば利子を引き下げ、支出を増やします。

中央銀行の仕組みについては関しては下記のリンクで解説しています。

10分で分かる中央銀行の仕組み。中央銀行と紙幣の歴史

クレジットは長期では長続きしない

経済はクレジットの総量で決まると行っても過言ではありません。
お金を借りやすければ、景気がよくなります。逆に借りにくくなると支出が減り、つまり、誰かの収入が減り景気が悪くなります。

しかし、経済の最も重要な要素であるクレジットは、短期的な景気に最も強い影響を与える要素ですが、長期では関連がありません。
長期の経済の成長は、生産量の増加です。生産効率が高まれば、収入が増やせ豊かになります。お米を1kgしか作れない農家が2kg作れるようになれば収入は2倍です。長期的には、経済は生産量の増加曲線に収束します。

なぜなら、クレジットは将来の支出を前借りしているだけだからです。クレジットでの経済の拡大は必ずどこかで折り返します。これが経済の波を作り上げているのです。

経済活動における三原則

クレジットは、短期的には経済の重要な要素ですが、長期的には生産性が重要な役割を担います。レイ・ダリオは、経済活動における三原則として下記のことを提唱しています。

  1. 所得より早く債務を増加させない。でないと債務負担が耐えきれなくなります。
  2. 所得を生産性より早く増加させない。そうなると競争力が弱くなります。
  3. 生産性を向上させる努力を惜しんではいけない。

まとめ

以上がレイ・ダリオ氏の提唱した経済観をベースにシンプルに経済について記載しました。個人的には経済においてとても重要な要素は「利子」だと思っています。利子の誕生は今より600年前のイタリアで生まれたと今れていますが、利子は時間によってお金を生み出すいわば錬金術です。利子の増減によってクレジットの総量が決まり景気がダイナミックに動くのが経済動向です。

しかし、生産性が増加しなければ、いずれ経済は縮小します。リーマンショックは低所得者に多くの借金=クレジットを背負わせる事で拡大した経済が弾けた瞬間でもありました。不動産は特に経済への影響が強くクレジット総量の約50%を担っていると言われています。インパクトが大きいのも理解できます。

不動産の仕組みや歴史についても、今後解説していければと思っています。

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