マルクスの「資本論」のおすすめの本(書籍)3選。 初心者から玄人まで

マルクスの「資本論」は、資本主義社会の本質を明らかにし問題点を指摘した名著です。

しかしマルクスの資本論の原文は非常に難解な表現で書かれており、途中で断念した方も多いかと思います。

この記事では難解なマルクスの資本論を、非常にわかりやすく解説している「書籍(本)」をご紹介させていただきます。私自身が実際に読んでおすすめしたいと思った書籍のみ紹介します。

マルクス資本論でおすすめしたい書籍(本)3選

非常に難解なマルクスの資本論ですが、私が読んだ中でおすすめしたい「資本論」の書籍は下記の3つです。

下記の3つの書籍は、経済学の前提知識がない初心者の方も「すっきり」と理解できるだけでなく、資本論のエッセンスを知ることができますので内容が薄いということはありません。

① 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

私が最もおすすめしたい書籍は「高校生からわかる資本論」です。

この本はあの池上彰さんが書いている本だけあり資本論がかなりわかりやすく解説されています。しかもこの本の素晴らしいところは、資本論の原文の一部を引用しながら解説していることです。

多くの本が独自の解釈を加えてしまい、原文の意味から都合の良いように若干修正されているものが多い中で、池上彰さんの本は、原文で伝えたかったことは何かを忠実に解説しています。

私もこの本を読み、資本論でマルクスが何を伝えたかったのか理解することができました。

10分でわかるマルクスの「資本論」入門。初心者にも分かりやすく要約・解説します。

② 超訳 資本論

超訳 資本論は、資本論のエッセンスを見開き二ページで解説した本です。ページ右側には、資本論原文の超訳(超わかりやすい口語訳)を、左側には現代の日常例が記載されています。

この本の素晴らしいところは、原文をしっかりと理解することができる点です。その理由は、現代の日常に例えて資本論を解説しているからです。

この本を読めば、現代において資本論がいかに示唆を与えるのか理解することができます。

③ マルクス自身の手による資本論入門

ヨハン・モスト (著), カール・マルクス (編集)

マルクス自身の手による資本論入門の特徴の一つが、マルクス自身が修正した入門書であるということです。

つまりマルクス自身が入門者向けに内容を簡略化して書いたものですので、マルクし自身の意図から外れることはありません。

もうひとつのこの本の特徴は、マルクスの経済学に精通している大谷の手によって翻訳、注釈、解説がなされている点です。非常にわかりやすく書かれており初学者にもおすすめです。

まとめ

資本論を理解するのにおすすめしたい書籍を3つ紹介させていただきました。私が紹介した書籍の全てが、原著を忠実にわかりやすく解説した本です。

資本論の多くの本は、曲解されていたり、思想が入り込んでいますので、原著に忠実な書籍をおすすめしたいです。

私がおすすめした書籍をまとめると下記の通りです。

  1. 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
    原著でエッセンスとなる文章を抜き出し、池上彰さんのわかりやすい解説がされています。
  2. 超訳 資本論
    見開き2ページで資本論を理解できます。右に資本論の超訳。左に現代になぞらえた例が記載されます。
  3. マルクス自身の手による資本論入門
    マルクし自身が資本論の入門として出した書籍の訳書です。原文を忠実に理解したい方におすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください