マクロ経済学は、複雑な数式や計算を行うテクニカルな面ばかりに目が行き、その本質を理解することが難しい学問です。しかし、マクロ経済学は非常にシンプルで明快な学問です。
この記事で、紹介する本は、前半ではマクロ経済学の「本質を理解するのに役立つ本」を紹介します。その後、公務員試験などの「試験対策に役立つ本」を紹介します。
下記のリンクで、当サイトでも「マクロ経済学」について解説しています。下記リンクもご参照ください。
10分でわかるマクロ経済学 – 財市場、貨幣市場、労働市場をわかりやすく解説マクロ経済学の本質を理解したい方におすすめ
マクロ経済学の本質を、非常にわかりやすい解説と豊富な事例で解説している書籍を紹介します。
この本のうちのどれか一冊でも読めば「マクロ経済学とは何なのか?」「どのように役立てることができるのか?」を理解することができます。
1. スタンフォード大学で1番人気の経済学入門 マクロ編
とっつきにくい、わかりにくいとされる「マクロ経済学」を非常にわかりやすく明快に解説しています。間違いなくオススメできる本です。
著者のティモシーテイラーは、スタンフォード大学で「学生が選ぶ講義が上手な教師」に選ばれたことがあるだけあって、マクロ経済学を誰でもわかるように噛み砕いて解説しています。
しかも翻訳は「池上彰」さんが監修しているだけあって、日本語も非常にわかりやすいです。日米の最強タッグが組んだ経済本だと言えます。日本でも8万部以上も売れており、経済学の本としては、かなりの売れ行きです。
全ての人にオススメできる本です。
2. マンキュー経済学 マクロ編
マンキュー経済学は、世界で一番読まれている教科書です。
- 世界金融危機後、金融規制はどう変わったか?
- マクロ経済政策運営はどう変わったか?
といった、最新の政策運営、政策論争も取り入れた解説で、「生きた経済って面白い!」と必ず実感できる構成になっています。
最新の経済状況を交えて解説がされてますので、マクロ経済学の最前線を学びたい方におすすめです。
3. 世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 ―ハーバード・ビジネス・スクール教授の実践講座
ノーベル賞学者 ロバート・ソロー氏が推薦しているこの本は、専門用語が少なく本質のみに絞られておりわかりやすいです。著者は、ハーバード・ビジネス・スクールで20年教えてきた現役教授です。
- 中央銀行が金利を操作するのはなぜか?
- 現実のビジネスを振り回す「為替レート」は、なぜ予測しづらいのか?
- 通貨危機や金融危機をいち早く察知し、対策を打つには?
- インフレ期待は、どのように物価や賃金に影響を与えるのか?
などより実践的な問いに対してマクロ経済学的見地から答えを出しています。
「マクロ経済学」というと、数式や経済モデルが多数登場し、 日々の生活やビジネスと縁遠い印象が強いですが、この本は、ビジネスに役立つという視点を徹底的に追求されています。
試験対策におすすめ書籍
以下に紹介する書籍は、公務員試験などの対策に使える書籍を紹介します。マクロ経済学の複雑な計算や数式も以下の本を読めばすっきり理解することができます。
ややテクニカルな面が強調される本ですので、前半に紹介した本も併せて読むことをおすすめします。
4. 試験攻略入門塾 速習! マクロ経済学 2nd edition
この本は、どちらかというと大学や公務員試験などの学習向けの本ですが、マクロ経済学の主要論点を綺麗にまとめています。
口コミなどでも、学校の教科書や試験対策本で理解できなかったことが、論理的に理解できて「応用力」がついたという声が多数見られます。Amazonのレビューも4.5と高く、その分かりやすさから、かなり売れています。
5. 試験対応 新・らくらくマクロ経済学入門
こちらの本も、試験対策向けですが、非常に分かりやすくマクロ経済学を解説しています。各種資格試験での出題率も表示されているため、資格試験の勉強の利用に便利です。
豊富なグラフや、YouTubeによる解説まで付属されているため、初学者であっても必ず理解することができます。
6. 試験攻略新経済学入門塾1 マクロ編
こちらも公務員試験などの対策におすすめしたい書籍です。古くからある本ですが、昔からわかりやすいと定評があり、知識ゼロからマクロ経済学を理解することができます。試験対策をしたいならこの本で問題ないです。おすすめです。
まとめ
以上で6つの書籍を紹介しました。全ての本が非常にわかりやすく、口コミの評判も良いものばかりです。