イーサリアム(Ethereum)の「アドレス」は、他の通貨と異なり二種類存在します。イーサリアムを送金やdAppsで利用したことがある人なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
この記事では、イーサリアムの二種類のアドレスの「役割」や「特徴」を解説します。また、アドレスの桁数についても解説し、ビットコインアドレスと異なる点についても解説します。
イーサリアムとはそもそもどのようなものなのか知りたい方は、下記のリンクで解説しています。
そもそもイーサリアム(Ethereum)とは?
イーサリアムは端的にいうと「分散型アプリケーション(dApps)を利用できるプラットフォーム」です。プラットフォームとは、開発・配布する際の基盤となる技術のことです。
例えばスマホアプリの領域ではApp StoreやGoogle Playにあたるものがプラットフォームです。スマートフォンのアプリの配布を、App StoreやGoogle Playを通すことで簡単に行うことができます
イーサリアムは、ビットコインに利用されている「分散型アプリケーション(dApps)」を低コストで作成できるように作られています。
分散型アプリケーションは非常に便利で、様々な領域での活用が期待されていますが、技術的な敷居は非常に高いです。イーサリアムを使うことで、そのようなアプリを簡単に実現が可能になります。
現状もイーサリアムを使い開発されているものはいくつか存在します。下記でイーサリアムで作られたアプリでユーザー数の多いものについて解説しています。
イーサリアムの実用化例と使い道。ユーザー数の多い5つのdAppsからわかる将来性。イーサリアムアドレスの桁数は?
イーサリアムアドレスのの桁数は42桁です。
下記にイーサリアムアドレスのサンプルを記載しますが、独自のエンコード規則で生成されています。
イーサリアムアドレスの役割
イーサリアムアドレスの役割は、銀行口座の口座番号だと思っていただければ問題ないです。
あなたがイーサリアムを送金したり、入金を受け取る場合に必要になります。アドレスを参照すれば、そのアドレスに紐づくイーサリアム残高などを参照することが可能です。
イーサリアムアドレスの生成、作成方法
イーサリアムアドレスを作る方法は非常に簡単です。
銀行口座の開設には、審査が必要ですが、誰でも、無限に作ることができます。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)という、ウォレットサービスでアカウントを作成すればアドレスを取得できます。
参考 My Ether Wallet公式サイトhttps://www.myetherwallet.com/二種類のイーサリアムアドレス
イーサリアムには、二種類のイーサリアムアドレスが存在しています。
「スマートコントラクト」を実行するためのアドレスと、「送受金」のためのアドレスです。スマートコントラクトについては、下記のリンクで解説しています。
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コントラクトアドレス
スマートコントラクトを実行する際に活用されるアドレス。アプリ実行に必要なアドレス。 - EOAアドレス
通常の送受金で使用されるアドレスで、EOA(Externally Owned Account)に紐づくアドレス。
簡単に言ってしまえば、イーサリアムのdApps(アプリ)を利用するためのアドレスと、イーサリアムの送金や入金のための大元の口座のようなアドレスの二種類が用意されてるということです。
ビットコインと大きく異なる点は「コントラクトアドレス」が存在する点です。
ビットコインアドレスとの違い
ビットコインのアドレスは、桁数や使用文字列が異なります。桁数は34桁で、イーサリアムは42桁なので桁数が少ないです。
ビットコインは、base58という58文字を使った文字列で作成されます。暗号化の世界で一般的なbase64からLなどの紛らわしい文字を抜いた58文字が使われています。
イーサリアムで使用されているのは、ビットコインとは異なるオリジナルな文字列算出式となっています。
まとめ
以上の内容をまとめると下記の通りです。
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イーサリアムアドレスは42桁で、独自のエンコード方式を採用している
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イーサリアムアドレスはMyEtherWalletで作成できる
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アドレスとは、口座番号のようなもので、誰でも、いくつでも作ることができる
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ビットコインのアドレスは34桁でbase58で作られている
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