仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)とは? 将来性と価格予想。Tangleの仕組みを図解。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)は時価総額15位の人気のある仮想通貨です。この通貨はモノのインターネット(IOT:Internet of Things)での活用を目指して作られました。

この記事では、IOTA(アイオタ/MIOTA)の次世代技術Tangle(タングル)の仕組みを解説し、将来性を考察します。また2019年末の価格予想と長期的な価格予想についても言及します。

目次

仮想通貨 IOTA(アイオタ/MIOTA)とは

IOTAはIoT(Internet of Things、モノのインターネット)の基盤となる仮想通貨の開発を目的として2015年に始まったプロジェクトです。

例えば

  • 車(モノ)を、パーキングに駐車をする際に、インターネットに繋がり決済をする
  • 冷蔵庫(モノ)に、データタグを入れることで、在庫を管理する

などがモノのインターネット(IOT)の代表例です。

上記の通り、モノのインターネットはあらゆるものがインターネットにつながり決済をしなくてはいけません。使用頻度が高く、決済単位は少額です。

既存のビットコインで使われるブロックチェーンでは、マイナーに払う手数料が存在するため、少額決済に使うのは現実的ではありません。また取引の承認に時間がかかるため、多くの取引を瞬時に処理しなくてはならないIOTの世界では利用が難しいです。

IOTA(アイオタ)は、「取引手数料が少額で」「決済処理が早い」IOTに特化した仮想通貨となるべく誕生しました。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の発行数量は? 基本仕様

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の基本仕様は下記の通りです。

通貨名IOTA(アイオータ)
開発者David Sønstebø
開発組織IOTA Foundation
コンセンサスアルゴリズムProof of Work
初期発行量2,800兆枚
公式サイトhttps://www.iota.org/
公式ツイッターhttps://twitter.com/iotatoken

特筆すべき特徴は、「全てのトークン」が「プルーフオブワーク(POW)」によって発行済みであるということです。

つまりビットコインのマイニングのように、マイニング報酬とともに新規通貨が発行されるトークンモデルではありません。IOTA(アイオタ)は、100%発行済みであり、マイニング報酬もありません。

IOTAは、後ほど説明する次世代技術Tangle(タングル)によって、手数料を廃したトランザクションの承認を可能にしています。

仮想通貨 IOTA(アイオタ/MIOTA)の新技術Tangle(タングル)

IOTAで肝となる技術はTangle(タングル)という仕組みです。ビットコインの場合は、ブロックチェーンという仕組みを用いていますが、IOTAはTangleというDAG(有向非巡回グラフ)を用いています。

DAG(有向非巡回グラフ)とは、簡単にいうと「向きがあり、循環しない」グラフのことです。

ビットコインのブロックチェーンは一直線にブロックが並んでいます。

一方で、IOTAにおけるTangleは、一直線ではなくDAG(有向非巡回グラフ)でノードが連なっています。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)のTangleの承認プロセス

ビットコインでは、トランザクションを複数にまとめたブロックを、マイナーが暗号を解くことによって承認を行います。

しかしTangleでは、ブロックではなくトランザクション一つ一つを個別に承認します。また承認を行うのはマイナーではなく、次の取引を行う人です。

つまり、利用者が「今の取引」を成立させたければ、「前の取引」を承認しなければいけません。

ブロックチェーンでは利用者と承認者(マイナー)は完全に分離されていますが、IOTAの場合は利用者同士のエコシステムで完結しています。この仕組みによって、手数料をゼロにすることが可能になっています。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)のTangle(タングル)のセキュリティ

ここで問題となるのはTange(タングル)のセキュリティです。

ビットコインのブロックチェーンではプルーフオブワーク(PoW)と呼ばれる仕組みでセキュリティを担保していますが、IOTAではどのようにセキュリティを担保しているのでしょうか?

例えば、AさんとBさんが徒党を組んで、Aさんの不正な取引をBさんが承認することも可能なのではないかと考える人もいるでしょう。

そのような問題を解決するために、Tangleでは一定量の承認がなければ、取引が承認されないようにすることで不正を回避しています。

この承認プロセスを順を追って説明していきます。

  • 【ルール1】前取引ノードを二つ承認することで、現取引ノードを生成することができる
  • 【ルール2】取引の承認条件は、「全ての現取引のノードから承認」されることである

【ルール1】【ルール2】は下記の図のようになります。

  • 【ルール3】承認はノードを経由しても良い
    未承認ノードAは承認ノードXを経由して、ノードBに承認されても良い
    (A←X←BでもAを承認したことになる)

【ルール3】を図に示すと下記の通りです。

前々取引の一番下のノードは、前取引のノードを経由して現取引の全てのノードに承認されている(※【ルール2】)

ここで不正なノードが存在する場合を考えます。不正ノードは、その次の取引ノードに承認されません。

下記の図では、簡略化のためにノードを少なくしていますが、実際には不正ノードを複数のノードがチェックします。

その中のどれかのノードが不正を検知できれば、未承認の影響が大きくなり異常なノードを発見することができます。

今回の説明では、簡略化のために「現取引の全てのノードの承認」が必要だと記載しましたが、実際には「すべて」ではなく一定の閾値を超えたら承認されます。

仮想通貨 IOTA(アイオタ/MIOTA)の特徴

Tangle(タングル)を基盤とするIOTA(アイオタ/MIOTA)は、下記のような3つの特徴を持っています。

  1. トランザクションの決済スピードが早い
  2. 取引手数料がゼロ
  3. スケーラビリティ問題を解決している

IOTAはブロックチェーンの次の技術だと言われており、ブロックチェーンの弱点の多くを解決しています。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)はブロックチェーンではない

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)は、上記のようにブロックチェーンのテクノロジーを利用していません。

IOTAは「DAG(有効非循環グラフ)」を利用しています。このDAGはかなり古くからあるメカニズムですが、取引の承認に活用したところがIOTAの革新性です。

ブロックチェーンは、分岐することがあっても必ずチェーンは一直線に連なります。過去の取引になればなるほど、改ざんが難しくなるように、必ず直列で結ぶことが原則です。一時的に分岐したとしても、最終的には一列になります。

しかし、一列でしか繋げないというブロックチェーンの性質は、「スケーラビリティ問題」を生み出します。一列でしか繋げないあまり、処理速度に限界があるわけです。

様々な通貨がこの「スケーラビリティ問題」をどのように対処すべきか、頭を悩ましており、様々な解決策が提示されています。

ビットコイン(BTC)のスケーラビリティ問題の解決法

ビットコインはライトニングネットワークと呼ばれる、ブロックチェーンの外側でトランザクションを処理する提案がされています。

【徹底図解】ライトニングネットワーク(lightning network)の仕組み

イーサリアム(ETH)のスケーラビリティ問題の解決法

イーサリアムは、「キャスパー(Casper)」と呼ばれるプルーフオブステーク(POS)と「シャーディング(Sharding)」と呼ばれる並列でブロックを処理できる仕組みで「スケーラビリティ問題」の解決を図っています。

上記の仕組みはイーサリアムの最終形「セレニティ」で実装が予定されています。下記リンクで詳しく解説しています。

イーサリアムのセレニティはいつ実行?キャスパー・シャーディングの予定

IOTAにおけるDAGも、スケーラビリティ問題を解決する一つの手段としてIOTAに取り入れらました。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の将来性価格予想 -2019年

ご存じのとおり、暗号通貨市場では、ほんの数分で大きな変化が起こる可能性があり、非常に予測が難しいです。

しかし、暗号通貨の価格に影響を与える可能性のある基本的な要因は絞り込むことができます。

そのため、IOTA予測に関する以下のセクションでは、多角的に3つの方法で将来の価格を予測します。

  1. テクニカル分析による価格予想
  2. 専門家による価格予想
  3. その他メディアによる価格予想

❶. テクニカル分析

テクニカル分析とは、2つの要素に基づいて暗号通貨の将来価格を予測するソフトウェアを使用して行われます。

* 過去の価格動向
* 過去のボリュームトレンド

チーム、テクノロジ、現在の市場シナリオなどの要素など、よくいうファンダメンタル的要素は考慮されていません。

IOTAのテクニカル分析によって価格予測をしている代表的なWebサイトを見てみます。

Walletinvestor.com

Walletinvestor.comは、1年間のIOTAの価格予測を共有しているウェブサイトの1つで、価格はおよそ0,000万ドルになると予測しています。

上記の画像からわかるように、この予測は、IOTAが2019年に非常にネガティブな価格下落を引き起こすことを示唆しています。

しかしこの予測はあくまで過去のデータをもとにされるものだということに留意してください。

❷. 専門家

仮想通貨市場に重大な影響を及ぼす可能性がある業界の「エキスパート」がいます。

これらの「エキスパート」の1人にJohn McAfeeがいます。

残念ながら、IOTAはJohn McAfeeも否定的な意見を述べています。特にMicrosoftとのコラボレーションのニュースの後はそうです。彼は正確なIOTAの価格予測をしていませんが、彼はその成長率が年々わずか10%まで減速すると述べています。

暗号通貨業界で非常に人気のあるもう一人の人はVitalik Buterin(Ethereum創設者)です。

彼はIOTAに対してブロックチェーンの代わりにTangleを使用しているということを批判しています。

下の画像からわかるように、彼は、Tangleは暗号通貨に適したテクノロジではないと考えています。

❸. その他メディアなどの価格への言及

過去の傾向、チーム、技術的優位性、および市場センチメントのような要因に基づいて、IOTAの2019年の価格予測をする情報ソースがいくつかあります。そのWebサイトの1つにsmartereum.comがあります。

このサイトでは、1年間の予測は約1200円(11ドル)に設定されています。

彼らはIOTAの基盤となる技術をチームで継続的に開発しているため、IOTAの将来について非常に楽観的です。

また別のサイトのprofitconfidential.comでは、2019年のIOTA予想は約600円(4.98ドル)です。

これだけ楽観的な理由は、「モノのインターネット」と「仮想通貨」の組み合わせが将来性が高いと判断しているからです。

どちらの予測もIOTAの価格上昇を予測していますが、大きく異なる金額を予測しています。先ほど述べたように、暗号通貨の性質上、明確で具体的な予測は不可能です。

しかし、上記で説明した予測は、現在の最良の情報源です。それらの予測をもとにすると、価格はゼロにもなりえますし、大きなリターンを生み出すかもしれません。それだけ難しい市場だということをご理解いただけたでしょうか。

次は2020年以降のIOTA価格予測を見ていきます。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の将来性価格予想 -2020年以降

仮想通貨の投資は、長期的な視点で判断することが大切です。根本的に強固な暗号通貨だけが長期にわたり市場で生き残ることができます。

以下は、2020年以降のIOTA価格予測の主要な情報源です。

❶. テクニカル分析

IOTA価格予測2019と同様に、Walletinvestor.comも5年間のIOTA価格予測をしています。

この予測によると、IOTAの価格は0.000001ドルのままであると予想されています。

この予測が正しければ、それは今後5年間で投資家に多大な投資損失をもたらすことになります。

Tradingbeasts.comは、過去のデータに基づいてIOTAの予測を定期的に更新するWebサイトです。このサイトによれば、IOTAの2020年の価格予想は、最低0.73ドルから最高1.03ドルの間で変動しています。

このように、これらのWebサイトは、高度な専門家とAIを備えていながら、長期的な見通しが大きく異なります。暗号通貨は長期的には多くの要因の影響を受けます。例えば政府規制など、その一部の影響を考慮できない場合があります。

❷. 専門家

専門家が長期にわたってIOTAについてどう思うかについての情報はあまりありません。

したがって、専門家の意見を探しているのであれば、2019年のIOTAの価格予測を参考にするしかありません。

❸. その他メディアなどの価格への言及

Smartereum.comは、長期のIOTA価格予測も提供しています。

このサイトによると、IOTAの価格は5年間で約38ドルになる可能性があると書かれています。

とてもポジティブな予測ですが、様々な観点から予測を判断する必要があります。この予想は実現するかもしれませんし、そうでない可能性も十分にあります。


ここまで紹介したものは、長期にわたるIOTAの予測の一部です。

しかし、「良い予測」や「悪い予測」もあるので、IOTAに投資して良いのか判断が難しいです。こらから、IOTAに関して理解しておくべき、投資判断に役立つ情報を説明します。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)のメリット、将来性と今後

IOTAはまだ開発途上のプロジェクトですが、下記の通り多くの可能性を秘めています。

順番に解説していきます。

パートナーシップ

暗号通貨の究極の目標は、現実にアプリケーションに採用されて利用することです。IOTAはすでに一歩踏み出しましています。

IOTAは、シスコ、サムスン、フォルクスワーゲンなどの大企業とのパートナーシップを構築しています。また、台北市と協力して、IOTAがベースのIDカードを市民に提供しています。

モノのインターネット(IOT)の可能性

IoTの業界は多くのプロダクトが生み出されており、成長することが予想されます。

BtoBのIoTテクノロジ、アプリ、ソリューションへの支出は、2020年までに267B$に達する予測がされています。

つまり、IOTAコインは基本的に大きな可能性を秘めている業界をターゲットにしています。そして、この業界に最適な製品を開発することができれば、明るい未来が待っていると考えます。

技術、テクノロジー

ブロックチェーンベースの仮想通貨は、取引手数料と「スケーラビリティ問題」に悩まされています。一方でIOTAは良い代替手段Tangleを開発しました。

Tangleを使用して、IOTAは無限にスケーラブルになるように設計されています。それだけでなく、IOTA はネットワーク上の取引を、取引手数料ゼロで行えます。仮想通貨の分野ではかなり革新的です。

エコシステム

IOTAは堅牢なコミュニティの構築に向けて取り組んできました。このコミュニティは、IOTAの技術開発と採用を加速するために、2018年2月にIOTAエコシステムを立ち上げました。

このエコシステムによって、IOTAが明るい未来になることが期待できます。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)のデメリット

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)開発途上である

IOTAの背後にあるテクノロジであるTangle(タングル)は、まだ開発の初期段階にあります。

チームは、テクノロジーに関して投資家に多くのことを約束しましたが、チームが実現できるかどうかを判断する必要があります。

Tangleテクノロジについては、すでにいくつかの懸念が生じています。そのうちの1つは、トランザクションの順序を正しく保存できない可能性があることです。

IOTAがこれらの課題を克服することができない限り、価格の長期的な上昇は望めないでしょう。この問題を克服することが、先に説明した「ポジティブな価格予想」を実現するには不可欠です。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)のユーティリティ

他の時価総額の高い仮想通貨とは異なり、IOTAは、ほんの数個の取引所でのみで利用可能です。例えば、BittrexやPoloniexのようなトップの取引所でさえ取り扱いしていません。

最大数の投資家に手を差し伸べるには、IOTAはこれらの人気のある取引所のいくつかに上場する必要があります。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の競合他社

IOTAと同じテクノロジーを使用しているIOT Chainのような今後の暗号通貨は、IOTAにとって脅威になる可能性があります。

もしIOTAに投資したいと考えるならば、IOTチェーンのような競争に目を離さないことが重要です。暗号通貨市場はまだ未成熟のため、どのプロジェクトが長期に渡り存続するかを見分けることが重要です。

提案するテクノロジーの価値だけでなく、「開発するメンバー」や「パートナーシップ」なども重要な要素です。

まとめ

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)の特徴や、次世代技術のTangleについて解説しました。

また、将来性や将来の価格について多角的な視点で記載しました。この記事は、IOTAの買いを推奨してるわけではありませんし、将来性を確証するものでもありません。

あくまで、様々なメディアの予測を総合しながら、将来性について分析しています。仮想通貨は、バブルの崩壊を経て、長く暗いトンネルの中にいることは間違いありません。歩む方向を間違えれば出口はないかもしれないくらい、市場は不安定だということを理解してください。

そのような状況下でも、IOTAが成し遂げようとするモノのインターネットへの適用は、非常に夢のあるプロジェクトです。もし投資をするのであれば、リスクを理解した上で行うことをお勧めします。一方でリスクがある分、プロジェクトの成功時のリターンも大きいわけですから、様々な情報を参考にしながら、投資することをおすすめします。

仮想通貨IOTA(アイオタ/MIOTA)購入におすすめの取引所

IOTAを購入できる国内の取引所は残念ながらありません。

海外の取引所Binanceで購入することができます。下記リンクから1分ほどで登録が可能です。Binanceは、アルトコインを豊富に扱っている取引所です。口座開設だけでもしていくことをおすすめします。

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