FX(レバレッジ取引)手数料は、現物取引とは異なり多くの手数料がかかります。
例えば、「乖離解消のための手数料」や「日またぎの手数料」など何かと手数料が多いです。仮想通貨のFXを始めるなら、なるべく安い取引所で取引を始めたいですね。
この記事では、FX手数料を様々な項目から比較して最適な取引所を紹介します。一覧で比較できる表にまとめています。
FX(レバレッジ取引)手数料の比較
下の表が国内取引所でのFX手数料の比較です。乖離手数料とは、現物価格と大きく乖離する価格に動いた場合、乖離を引き離す方向で決済した際に、かかる手数料です。
ビットフライヤーの乖離手数料(SFD)は、かなり不満が上がっています。
取引所名 | FX手数料 | 乖離手数料 |
---|---|---|
![]() 公式HP | 翌日持ち越し時 0.04% /日 | 5〜10%の乖離 0.25% 10〜15%の乖離 0.5% 15〜20%の乖離 1% 20%〜2%の乖離 2% |
![]() 公式HP | 翌日持ち越し時 0.1%/日 | なし |
![]() 公式HP | 翌日持ち越し時 0.035%/日 | なし |
![]() 公式HP | 翌日持ち越し時 0.04%/日 | なし |
![]() 公式HP | 翌日持ち越し時 0.04%/日 | なし |
![]() 公式HP | - | - |
この表から分かるのは、手数料が安いのはビットポイントです。
ビットバンク(bitbank)のレバレッジ取引は2019年1月にサービスを終了してしまいました。
参考 bitbank Tradeサービス終了のお知らせbitbank trade公式レバレッジ取引(FX)に最適な取引ランキング
レバレッジ取引の手数料が最も安いのはビットポイントですが、取り扱い通貨数やツールの使いやすさなどからFXに最適な取引所をランキングしていきます。
1位. GMOコイン
GMOコインは、取引手数料は0.04%/日と業界標準の水準ですが、取り扱い通貨が非常に多いです。
2019年1月に「取引所形式」での取り扱い銘柄が4つ追加され、様々な通貨をレバレッジ取引が可能になりました。
取扱通貨は下記の通りです。
GMOコインの証拠金倍率は?
GMOコインの証拠金倍率は最大で4倍です。
2019年に日本の仮想通貨自主規制団体が、顧客保護の観点からレバレッジ倍率を「最大4倍」へと統一しました。国内仮想通貨取引所の全てがレバレッジ倍率を4倍へと順次移行することとなります。
参考 仮想通貨交換業に関する自主規制の概要について金融庁GMOコインのFX取扱の通貨は?
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
しかも上記全てを「取引所形式」で売買が可能です。かなり安く仮想通貨を買うことが可能です。
2位. Liquid by Quoine(旧QUOINEX)
Liquid by Quoineの手数料は非常に安く、また取引ツールも使いやすいです。FX取引をしたいなら、間違いなくオススメできる取引所です。
Liquidは以前は手数料が高かったのですが、最近値下げを行い国内トップクラスの安さになりました。
(追記)2019年4月に手数料が改定され、国内では割高な水準に戻ってしまいました。
Liquid by Quoineの証拠金倍率は?
レバレッジは最大4倍です。他の国内取引所と同様です。
Liquid by QuoineのFX取引通貨は?
FX取引の通貨数はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)です。
FX(レバレッジ取引)でこれだけの通貨を扱っているのは、かなり高評価ポイントです。
現物取引であれば、上記通貨に加えて下記の通貨が購入可能です。
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- キャッシュ(QASH)
QASHは、LIQUIDプラットフォームのためのICOトークンで将来かなり有望です。
・QASHの将来の価格予想を本気でしてみた。2018年から2020年まで
・ICOトークンQASH(LIQUID)の将来性が高い「10の理由」
口座開設の方法についても下記のリンクで解説していますので、参考にしていただければと思います。

3位. BITPOINT
3位はビットポイントです。日またぎ手数料に0.035%手数料がかかりますが、それ以外は無料です。
最近では、本田圭佑さんをイメージキャラクターに起用して勢いのある取引所です。
参考 本田圭佑氏のBITPointイメージキャラクター起用に関するお知らせBITPOINTまたMeta Trader4と呼ばれる機関投資家に使われている取引ツールが使えます。下記で、取引ツールがすごい取引所を解説しています。

ビットポイント(BITPOINT)の証拠金倍率は?
レバレッジ倍率は4倍です。こちらも自主規制団体の取り決めで4倍へと統一しました。
ビットポイント(BITPOINT)のFX取扱の通貨は?
取扱通貨はビットコイン(BTC)のみです。アルトコインを取引したい人には向きません。
口座開設の方法は下記のリンクで解説しているので、参考にしていただければと思います。

4位. bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーは乖離手数料が非常に高く、最大で2%徴収させます。10万円の取引で2000円の手数料ですからかなり高いです。
しかしながら、ビットフライヤーは圧倒的な流動性、取引量が多いです。流動性が低いと約定しにくいといったことも起きますから、流動性が高い取引所の方がメリットがあると言えます。
ビットフライヤーFX(bitFlyer FX)の証拠金倍率は?
レバレッジ倍率は4倍です。こちらも自主規制によって2019年に変更されました。
ビットフライヤーFX(bitFlyer FX)の取扱通貨は?
ビットコイン(BTC)のみとなっています。アルトコインのFXを行いたい方は、別の取引所で取引することをオススメします。
ランキング圏外の取引所
残念ながらDMMビットコインは「ランキング圏外」とさせていただきました。
その理由は、「現物取引」「レバレッジ取引」両方含めて「販売所形式」でしか取引することができないからです。
仮想通貨の販売形式には2種類あり、1つが「取引所形式」もう一つが「販売所形式」です。一般的には「取引所形式」の方がお安く購入することができます。
- 販売所形式
取引所が一定量の仮想通貨をまとめて保持し、その保持している通貨を取引所が定めた価格で販売する方法です。簡単にいうと、取引所が仮想通貨を仕入れてきて、それに値札をつけて販売するやり方です。 - 取引所形式
お客さん同士が売買する場を提供する方法です。取引所はあくまで取引する場を提供するだけで、実際には、お客さん同士が売り買いするだけです。
一般的には、「販売所形式」では仮想通貨の価格は割高に設定されています。逆に「取引所形式」はスプレッドも狭く適正価格で購入できる可能性が高いです。

下の図が実際のビットフライヤーの「販売所」と「取引所」の価格の違いの例ですが1万円以上も「取引所」の方が安いことがわかります。
DMMビットコインは「販売所形式」のみの運営です。取引をDMMビットコインで始める場合は、割高で購入することになるのでご注意ください。
圏外:DMM bitcoin(DMMビットコイン)
DMMビットコインは多くの種類のアルトコインを証拠金取引可能です。
証拠金取引が可能な通貨は下記の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ネム(XEM)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
DMMビットコインは取引所ではなく販売所形式のためスプレッドが広く価格高いのでご注意ください。
まとめ
FX(証拠金取引)を始めたい方は、Liquidが最もオススメです。安全性も非常に高く、アルトコインの流動性は非常に高いです。

取引ツールも豊富なインジケーターを備えており、テクニカル分析に不便はありません。その他、取引所についてもご紹介しましたので、買いたい通貨や投資スタイルによって洗濯するのが良いかと思います。
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