イーサリアム(Ethereum)は、ブロックチェーンを用いたdAppsを簡単に作ることができるプラットフォームです。よくイーサリアムは通貨だと思われがちですが、様々なアプリをプロックチェーンに乗せる「仕組み」を提供するのがイーサリアムです。

イーサリアムはまだまだ開発途上国ですが、現状でもイーサリアムを用いて様々なアプリが作られています。中でもゲームアプリが人気で、ユーザー数の上位を占めています。
この記事では、日々のアクティブユーザー数の多い順に、イーサリアムゲームをランキングします。
なおユーザー数のデータは「state of the dApps」のデータを参考にしています。
目次
1. My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)【約5,000人/24h】
マイクリプトヒーローズは、2018年9月からじわじわとユーザー数を伸ばし続けており、月間で1万5000人以上が遊んでいます。このゲーム以前の多くのゲームは、実験的で、クオリティが低いものが多かったのですが、マイクリプトヒーローズは「普通に遊べる」レベルのクオリティまで作りこまれています。
ゲームの内容は、一般的なRPGゲームを想像していただければ問題ありません。キャラクターのデッキで、クエストに挑み、アイテムを入手して、さらに強くするというサイクルのゲームです。
ゲームとしては、そこまで新しさはないですが、このゲームがユニークなところは育成したキャラクターを販売できる点です。普通のゲームでは、リアルマネートレードは禁止されていますが、ブロックチェーンを用いれば、取引の信用を担保できるため可能となっています。
2. Good Luck Casino 【約1000人/24h】
Good Luck Casinoは、2019年1月25日にリリースしたばかりのゲームです。
ブロックチェーンとカジノの相性は非常に高いと言われながら、ゲームが存在していない状況が続いていましたので、待望のリリースとなります。
リリースから順調にユーザーが伸びていますので、もしかしすると一位になる可能性もあります。
カジノの種類は、ルーレットとバカラとポーカーが用意されています。実際のお金をかけての勝負になりますので、かなり熱い戦いになるのではないでしょうか。
3. EtherDice 【約500人/24h】
こちらも2019年1月30日にリリースしたばかりのギャンブルゲームです。
サイコロの目を当てる単純なゲームですがユーザー数を伸ばしています。まだリリースしたばかりなのでユーザー数も多いですが、動向に注視したいところです。
4. HyperDragons 【約500人/24h】
2018年7月にリリースされてから、継続的にユーザー数を維持しているゲームです。
ゲームの内容は、育成ゲームに近いです。ドラゴンを購入し、アリーナと呼ばれるバトルに参加するとドラゴンが強くなります。また育てたドラゴンの販売も行うことができます。一時は400万円近くのドラゴンが販売されていたこともあり驚きです。
5. Blockchain Cuties 【約500人/24h】
2018年3月リリースから約一年ほど運営されているゲームですが、根強い人気を誇っています。
ゲームの内容は、様々な生き物を育成するゲームでHyperDragonsにかなり近いです。キャラクターを対戦させて戦利品を得ることも可能です。
一時は一体のキャラクターが2000万円で売買されたこともあるほど人気がありました。まさにバブルですね。
まとめ
イーサリアムで作成されているユーザー数の多いゲームを5つ紹介しました。
世界で最初に有名になったイーサリアムのゲームはクリプトキティーズですが、正直あまり面白いとは言えませんでした。

しかし、そこから一年以上を経て、イーサリアムの基本性能も上がり、マイクリプトヒーローズのような、ゲームとしてもある程度面白いものが登場してきています。私も実際に遊んでみましたが、スマホゲーとしては十分なクオリティに近づいてきています。
これから徐々にイーサリアムの処理速度がアップデートで上がっていけば、より良いゲームが登場するのではないでしょうか?

このまま、どんどん盛り上がれば、大手のディベロッパーが参加も期待できます。これからもゲームには期待したいです。
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