ICOトークンとは何か? 二つの分類と4つの種類の特徴を解説

ICOでの資金調達が話題となっていますが、ICOトークンとは一体なんなのでしょうか?仮想通貨との違いなど徹底解説していきます。

トークンとは何か?

そもそものトークンとはなんなのでしょうか?日本語に直訳すると引換券です。つまり、サービスや商品と交換することができる証明書だと言えます。

広い意味で、現金もトークンですし、電車に乗る際の切符もトークンです。
そのため、一口にトークンといってもかなりの種類数が存在することが理解できるかと思います。

ICOとは

ICOとはイニシャルコインオファリング(ICO:Initial Coin Offering)の略です。

株式で言うところの新規株式公開(IPO:Initial Public Offering)のような「資金調達の手法」を指します。ICOは仮想通貨を絡めた資金調達の場面だけで使用される表現です。

ICOとIPOは本質として異なる性質を持っています。以下の記事で解説しています。

ICOとIPOの本質的な違いとは? IPOは投資の民主化だ!

つまりICOトークンとは、ICOという資金調達の手法を使って発行されたトークンのことを指します。

トークンセールとは?

トークンセールとは、仮想通貨取引所に上場する前に、一般消費者にトークンを売り出すことです。
簡単に言うと、初売りです。この初売りは、トークン発行者が定めた価格で行われます。一般的には、数%ほどディスカウントされて販売されます。

トークンを売り出す際には、ホワイトペーパーと呼ばれる事業計画書から投資すべきか判断することになります。有望なICOを見分ける方法は下記の二つの記事で解説しています。

有望なICOを見分けるには?重要な9つの指標まとめ ICO格付け・評価サイト総まとめ!有望なプロジェクトを発見しよう!

トークンの二つの分類

トークンには大きく分けて、二つに分類することができます。

1. ユーティリティトークン

ユーティリティトークンは、ユーティリティ、つまり実用性のために使われるトークンのことを言います。例えば、電車の切符や、商品券、お米券や、ビール券などのことです。広く一般に普及しているトークンと言えます。

2. セキュリティトークン

セキュリティートークンとは、日本語訳すると証券、債権、株券などのことです。実用性と言うよりは、資産を保持している証明書のようなものを言います。

株券は、その会社の一部を持っている権利書ですし、債権は負債を保持している証明書です。
このトークンは、ユーティリティトークンほど身近なトークンではありませんし、歴史的に見てもまだ浅いです。

これら二つのトークンは、価値産出方法が異なります。価値の算出方法については下記リンクで解説しています。

ユーティリティトークンとセキュリティトークンの価格産出方法は?

仮想通貨は全てユーティリティトークン

仮想通貨においては基本的には全て、ユーティリティトークンという扱いです。
一部の仮想通貨は、セキュリティトークンではないかと、アメリカの金融庁から調査が入ったものもありますが、明確にセキュリティートークンと定められたものはまだありません。

セキュリティトークンは、アメリカでは証券法の管理下にあります。つまり仮想通貨がどちらにあたるかによって、規制や制度が大きく異なります。

ユーティリティトークンの種類

ユーティリティトークンには、非常に多くの種類が存在しますが、おおよそ洗い出すと以下のようなものが存在します。

1. 決済トークン

ビットコインやビットコインキャッシュに代表されるトークンで、決済に重点を置いたトークンです。
ビットコインは、仮想通貨界のアメリカドルと言えるくらい、様々な通貨と交換することができます。
決済や交換などの利便性が高いトークンの種類を言います。

【図解付き】誰でもわかるビットコインの仕組み

2. サービス利用型トークン

サービス利用型トークンは、提供するサービスを使うために必要とされるトークンです。
リップルやイーサリアムが代表例です。イーサリアムであれば、プロックチェーンアプリケーションを使うために必要となりますし、リップルであれば銀行間送金で必要になります。

イーサリアムの仕組みについては下記のリンクで解説しています。Gasという仕組みでアプリケーションの使用量が計算されます。

【図解】イーサリアムとは?スマートコントラクトを徹底解説 【図解】イーサリアムのGas(ガス)とは?計算方法を解説!

かなりの多くのトークンが、この種類にあたります。

3. ディスカウント型トークン

サービス利用型トークンに近いですが、その通貨を保持していることでなんらかのディスカウント、割引を受けれるトークンです。例えば、保持しているだけで、手数料が割引されるなどです。
バイナンストークンなどに代表されます。

日本で100億円近くの資金調達を成功させたICOトークンのQASHもディスカウント型トークンです。

【有望ICO】QASHトークンのすべてを徹底解説します。LIQUIDと将来性

4. 配当型トークン

このトークンは持っていることで、配当や特別なサービスを受けることができるトークンです。かなりセキュリティトークンに近い機能を提供しています。

実際には、保持している量+仕事量を評価して配当が決まるモデルなど複雑なものも多いです。

種類が豊富なトークン

実際には複数の種類を組み合わせた、トークンが多く存在します。
その理由としては、トークンは価格変動が激しいため、より安定した通貨に換金したいという圧力がつよいです。価格を下落させないために、様々なユーティリティを用意して、保持し続け価値が維持されるトークンを作りたいからです。

健全なエコシステムを持ったトークンを作ることは、供給者と消費者の双方にメリットをもたらすと考えられています。

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