イーサリアムのセレニティはいつ実行?キャスパー・シャーディングの予定

この記事では、イーサリアムの最新のロードマップについて解説します。イーサリアムの最終アップデートは「セレニティ(Serenity)」と呼ばれ開発が進められていますが、いつ頃行われるのでしょうか?

キャスパーFFGの動向やシャーディング・キャスパーの開発状況とリリース時期について、2018年の最新の情報をもとに解説します。

イーサリアムロードマップの更新

もしあなたがイーサリアムのロードマップをチェックして以来、しばらくしていたら多くの変更があることに驚くことでしょう。今年の初めから多くのことが変わりました。タイムラインが延長され、優先順位がシフトされています。しかしこれらの変更は、正当な理由で行われています。

最新のイーサリアムのロードマップの更新は、多くの人を混乱させています。海外コミュニティを含めてかなりの議論がなされています。この記事では、そうした混乱の中で、イーサリアムロードマップの正しい情報を提供しようと試みます。

2018年9月にこの記事は記載させていただいていますが、絶えずイーサリアムコミュニティではロードマップの修正が行われています。可能な限り最新の情報を記載します。

イーサリアムの初期ロードマップ

まず、昨年までのイーサリアムのロードマップを素早く見直してみましょう。

昨年の時点では、ロードマップには二つの大きなマイルストーンが含まれていました。それは「メトロポリス(Metropolice)」と「セレニティ(Serenity)」です。

このマイルストーンの両方は、シャーディング(Sharding)とプルーフオブステーク(PoS)で、スケーラビリティ問題の解決に向かうものでした。

メトロポリス(Metropolice)は二つの段階に分けられました。

  • 第一段階:ビザンチウム
    ビザンチウムのアップデートは、プライバシーの改善をもたらしました。昨年行われました。
  • 第二段階:コンスタンティノープル
    POW/POSハイブリッド(キャスパーFFG)を盛り込んだコンスタンティノープルは今年行う予定でした。優先順位は、PoSとシャーディングであるとコミュニティは認識していました。

2018年6月まで、コンスタンティノープルでのキャスパーFFGは依然として実行予定でした。しかしその計画は現在、中止されています。2018年のイーサリアムはキャスパーに対しての計画が変更され、ロードマップも合わせて更新されています。

イーサリアムのコンスタンティノープルとは何か?わかりやすく解説

キャスパー(Casper)2.0:初期計画のキャスパー

当初の計画では、キャスパーは、キャスパーFFGを用いたプルーフオブステークへの移行でした。キャスパーFFGはスマートコントラクトで、1500ETHをデポジットすることでバリデーターとなることができました。イーサリアムはこのリリース日を2018年のどこかに設定する予定でした。

キャスパー実装された後で、シャーディングを実装し、最終的にはマージされる予定でした。まとめると下記の通りとなります。

  1. キャスパーFFG(POW/POSハイブリット)の実装
  2. バリデーター(マイナー)になるためには、1500ETHのデポジットが必要
  3. キャスパーを最初にローンチし、その後シャーディングを実装する予定だった

 

イーサリアムのキャスパー(Casper)とは何か?わかりやすく図解

キャスパー(Casper)2.1:誤った認識

いくつかの誤解を招く投稿やブログが多く、誤った認識で捉えている人が多いです。キャスパーのアップデートに対して下記の2つの印象を持っていることが多いです。

  1. キャスパーとシャーディングが組み合わされ、同時に開始する
  2. シャーディングは、プルーフオブステーク(キャスパー)よりも優先される
これらは全く事実ではありません。この記事では、開発者コミュニティと我々とでの認識の差を埋めたいと思います。

 

キャスパー(Casper)2.1:真実のロードマップ

1500ETHをステーキングするキャスパーFFGは中止される予定です。キャスパーV2はキャスパーとシャーディングがマージされるビーコンチェーンを実装する予定です。ここがかなり混乱しやすい点です。

これは、キャスパーとシャーディングが一緒にビーコンチェーンで実装されることを意味しません。これは単に、キャスパーとシャーディングが同じチェーン上に実装されることを意味します。

だからキャスパーがずっと先に来てシャーディングが後に実装されるのか、またはその逆なのかは分かりません。

つまり、キャスパー2.1を要約すると下記の通りです。

  1. キャスパーとシャーディング双方が利用するビーコンチェーン
  2. シャーディングとキャスパーは並行して動いている
  3. 32ETHのステーキングでバリデーターになることが可能

 

キャスパーv2アップデートの例え

キャスパーとシャーディングは、家族のピクニックに行く2台の車だと考えてください。ピクニックを始めるには、ハイウェイを走り、2台の車が合流する必要があります。どちらの車が最初に到着するのかは分かりません。

  1. 両方の車がそこに向かっている(キャスパーとシャーディング)
  2. 効率的にそこに着くにはハイウェイが必要(ビーコンチェーン)
  3. ピクニックを始めるには全員揃わないといけません(スケーラビリティの解決)
同様に、キャスパーとシャーディングは二つの独立したプロジェクトとして動いています。どちらが先に完成しても良いわけです。この統一的なアプローチによって、最小で32ETHのステーキングでバリデーターとなることが可能になります。非常に分散されたコンセンサスアルゴリズムを実現できます。

 

イーサリアム・キャスパーのリリース日:結論と要約

イーサリアムのキャスパーFFGは2018年に予定されていましたが、キャスパーの新しいバージョンは2019年-2021年にリリースする予定です。リリースのタイムラインは曖昧ですが、その理由もあります。

PoSリリース日の遅延:FFGの廃止

前述したように、最初のキャスパーは、PoW/PoSのハイブリッドとしてローンチする予定でした。キャスパーFFGは、プルーフオブステークを実装予定でしたが、シャーディングは入っていませんでした。

PoSがリリースされると、バリデーターはETHをステーキングすることで検証が行われます。しかしPoSコンセンサスに参加するには1500ETHのステーキングが必要となるため、中央集権化を招きます。そのため理想的ではありません。

2018年には、スケーリングの問題が緊急化しました。イーサリアムチームは、スケーラビリティの解決に注目し開発を集中させました。つまりPoSとシャーディングのリリースです。キャスパーFFGは、最初のPoSでしたが依然としてPoWチェーンを利用していました。

イーサリアムはキャスパーとシャーディングを早急にローンチすることに重点を置いた

キャスパーFFGにより、イーサリアムはプルーフオブステークを早期に解放することができます。しかしそれは無駄な作業を伴います。最終的には純粋なピュアPoSへと移行しなければならないので、無駄なステップを踏むことになります。そのため、彼らはキャスパーFFGを廃止して、キャスパーV2をリリースすることにリソースを割いて開発することに決めました。シャーディングはビーコンチェーンで行われるため、イーサリアムは統一的なアプローチを取ることが可能になりました。

残念ながら、イーサリアムのキャスパーV2のリリース日は2019-2020年に遅れてしまいます。シャーディングはPoSで利用されるビーコンチェーンでリリースされます。これはキャスパーとPoSが同時にリリースされることを意味するのではありません。

そして、最終的なアップデート「セレニティ」を持ってイーサリアムの開発が終了するわけですが、早く見積もっても2021年ごろになるのではないかと予想します。

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