ICOとIPOの本質的な違いとは? IPOは投資の民主化だ!

IPOとICOの違いを解説している多くは、株式で資金調達を行うかコインで資金調達を行うかの違いがあるとは述べていても、両者の間にある本質的な違いについて解説していません。今回は、ICOがいかに民主化された資金調達の方法なのか解説します。

ICOとは何か?

ICOはInitial Coin Offeringの略で、仮想通貨で企業が資金調達を行う方法です。資金調達を行う際に、ホワイトペーパーというプロジェクトの概要を公開し資金を募ります。

一般的に株式のIPO(Initial Public Offering:新規公開株)と比較され、一般的な株式での資金調達が仮想通貨で行われているだけのように思われがちですが、投資家の資金調達から資金回収までの流れは全く異なります。

今回は、ICOがIPOと比較してどのような違いがあるのか解説します。

株式市場は富めるものしか参加できない不条理なゲーム

株式におけるスタートアップが資金調達を行う手法は下記の流れによって行われます。

  1. 創業
    スタートアップが、ある革新的な製品を思いつき創業するというフェーズがここにあたります。Apple社もジョブズとウォズニアックが二人でガレージで創業しました。
  2. シード
    有力そうなプロダクトやサービスを作るスタートアップを日頃から探している「投資家」は、今後拡大するだろう小さな会社に資金を提供します。一般的には、ここでの投資家は「エンジェル投資家」と呼ばれています。「エンジェル投資家」は、会社がまだかなり小さい頃から投資をするというリスクを背負う分、かなり多くの株式を分配されることになります。
  3. シリーズA
    エンジェル投資家の資金によって、会社の規模は順調に拡大していきます。ある程度「種(シード)」から芽が出始めると、より多くの資金を募り会社規模の拡大を図ります。シリーズAで、ようやくベンチャーキャピタル等、「エンジェル投資家」より多くの資金を有するファンドから資金提供を受けます。
  4. シリーズB
    シリーズAの投資によって、会社規模は拡大。さらに資金調達を行います。主な投資先はベンチャーキャピタルです。
  5. シリーズC
    シリーズCを行わない企業もありますが、さらに資金を調達します。
    資金調達を行うたびに、投資家に株式を分配しているため、初めは創業者二人だけが100%持っていた株式が分散して希釈化していきます。
  6. EXIT(投資回収)
    株式市場に株を公開します。(IPO)ここにきて、ようやく我々一般市民が株式を手にすることができます。

ここで着目すべき点が、1-5までは一部の巨額の資産を持っている「資産家」や「ベンチャーキャピタル」のみが参加できるという点です。

シードでは「エンジェル投資家」が、シリーズA-Cまでは「ベンチャーキャピタル」が主な主人公です。エンジェル投資家という名前からすると、慈善的に投資してくれる人だと思っている人がいますが、全く違います。エンジェル投資家は「リスクが高いがリターンが大きい会社に投資をしている人」です。

我々一般の人が参加できるのは、EXITからです。一部の資本家が資金を回収するフェーズに、参加しているのです。現状の株式市場は、富めるものしか参加できないということを理解できるかと思います。

資金調達に関して、より詳しく知りたい方は下記のリンクをご参照ください。

ICOは民主化された投資

一方でICOは、初期のシード段階から少額からでも参加することができます。シード段階から誰でも参加できるということは一部の投資家しか参加できなかったリターンの大きな投資が誰でもできるということです。

ICOはプロダクトがないのに巨額の投資を集めていて怪しいなどという声がありますが、プロダクトがまだ出来上がる前の段階から投資ができるというメリットもあるのです。ただし株式市場での上場と異なり、しっかりとしたビジネス基盤ができる前の段階から上場ができますから、私たちはしっかりと調査をして投資をする必要があります。

一般的に「エンジェル投資家」という株式市場で初期段階から投資する人たちは、投資を決定する前に、会社の創業者と密にコミュニケーションをとり、情報を開示してもらった上で投資を決定します。ICOでも、トークンを発行する会社の人となりや、ビジョンなど明確に理解して投資を決定しなければいけません。ここがビジネスとして成立した会社が上場する株式市場とは異なります。

ICOの健全な発展は社会構造を変える

ICOが健全に発展することで、一部の投資家が独占していた「アーリーステージの投資」が誰でも参加可能になります。「富めるものが富む」という社会構造は近年著しく、社会構造の転換が求められています。

ICOという資金調達のイノベーションは、そういった社会構造に一石を投じる可能性があります。本来、投資は誰でも少額から参加できるべきです。ICOの規制をすることは簡単ですが、メリットとデメリットを鑑みた上でより良い制度を整えて欲しいと切に願っております。

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