IEO(Initial Exchange Offering)だから安心は大嘘!ICOと同じで危険な理由

IEO(Initial Exchange Offering)は、ICOに変わる新たな資金調達の手法として注目されています。多くの人が、この方法は従来のICOと異なり安心できる投資先だと述べています。

しかし、実際には、IEOであっても、その実態はICOとたいして変わらず、投資するのにリスキーなことには変わりありません。この記事では、ICOとIEOの違いを見ていきながら、IEOの実態を見ていきます。

なおICOについて詳しくは下記のリンクで解説しています。

ICOトークンとは何か? 二つの分類と4つの種類の特徴を解説

IEO(Initial Exchange Offering)とは?

IEOとは、仮想通貨取引所が、トークンの販売を代行して行い、資金調達を行う方法です。 

取引所がトークンを代行して販売しますから、上場しても問題ないかプロジェクトが審査されます。

ICO(Initial Coin Offering)との違い

IEOとICOの違いは、取引所がトークンを代行して販売するかどうかの違いのみです。

ICOでは、トークン発行者がユーザーに直接販売していたため、大手取引所に上場予定とうたい、実際には上場せずにトンズラするということが起きていました。取引所に上場しなければ、購入者はそのトークンを売ることができませんから、大きな問題となっていました。

ICOトークンとは何か? 二つの分類と4つの種類の特徴を解説

一方でIEOは、必ず上場することが約束されていますから、必ずトークンを売ることができると言う点では安心かもしれません。しかし、売れるというだけで、プロジェクトが失敗して損失する可能性は高いです。

投資パフォーマンスって実際どうなの?

では、実際にIEOの投資パフォーマンスを見ていきます。安心安全をうたうなら、膨大な損失は避けたいものです。

下のグラフがIEOのパフォーマンスを取引所ごとにグラフ化したものです。

This Year, IEOs Have Been a Bad Investment...On Some Exchanges

結局のところ、IEOの成功確率は取引所ごとに大きな差があります。取引所の上場に対する審査基準が影響しているのか、インサイダー的に価格を吊り上げているのか、本当のところは分かりません。株式市場などと異なり法的に規制があるわけでは無いからです。

ちなみに、投資パフォーマンスが異常に高いBinance(バイナンス)はマルタと呼ばれる、治外法権的な場所に居を構えており、裁くすべがないため、すべては企業のモラルに頼るしかありません。

IEOを投資する際のリスク

IEOは、決して投資パフォーマンスが良くないことが理解できたかと思います。それでもIEOに投資をしたいと思っている方は、下記の3つのリスクを理解して投資をすべきです。

1. 取引所の審査基準が曖昧

まず取引所が信用できるか見極めなくてはいけません。株式市場のように法整備がされていないため、取引所のモラルに頼らなくては行けません。

上場プロジェクトから、資金提供があり、上場させてしまう取引所もあるかもしれません。つまり裏金ですね。また、インサイダー的に、トークンを大量に保持しており、パンプさせた後に売り払ってるかもしれません。これらリスクがあることを念頭において、投資をすべきです。

2. 個人がプロジェクトを見極めることは難しい

個人が、仮想通貨関連のプロジェクトの正否を見極めることは極めて難しいです。上場すらしていない、ベンチャープロジェクトに投資をするわけですから、消滅することだってあり得ます。

アルトコインへの投資は、よくベンチャー投資に例えられますが、ベンチャー投資は、プロが100事業に投資して、1つ成功するかどうか、と言われています。その1つが、Amazonのように1000倍に成長するから成立するわけです。

体力のない個人投資家が、無数のプロジェクトの失敗に耐えながら投資し続ける体力は無いでしょう。

3. IEOとICOの境界は曖昧

過去にICOと呼ばれて資金調達した中には、IEOに分類できるものもいくつかありました。つまり、IEOだから安心というのは誤りです。

結局のところICOが規制されたように、IEOも規制されるリスクは十分にあります。また、ICOに規制があれば、IEOも影響を受けます。両者の境界は非常に曖昧で、規制の波を受ければ、価格の下落は防げないでしょう。

まとめ

詐欺的なプロジェクトが横行して、すっかり怪しいイメージを持ってしまったICOですが、IEOと名前を変えることで、クリーンなイメージの再構築は成功しているように思えます。しかし、名前が変わったからと言って、実情が劇的に変わったかと言うとそうではありません。

結局のところ、プロジェクトの正否をしっかりと見極める力は必要ですし、その見極めを取引所に頼ることは不可能です。実際投資パフォーマンスは最悪で、ビットコインを買っていた方が、圧倒的に良いです。

仮想通貨で資金を調達すると言うことは、まだ道半ばのベンチャーです。成功するかしないかは博打に等しく、個人が見極めるのは困難ですし、当たるまでベットし続ける体力もないでしょう。

もし、IEOへの投資を考えているならば、余剰資金で、当たったらラッキーくらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。間違っても、全資産をベットするなんてことはやめたほうが良いです。資産がゼロになること間違い無いでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください