1月現在のイーサリアム(Ethereum)の将来性を分析します。本記事では将来性に絞って記載します。イーサリアムの仕組みを詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
目次
イーサリアム企業連合(EEA)とは
イーサリアム企業連合(EEA:Enterprise Ethereum Alliance)とは、イーサリアムをビジネスに活用することを推進する企業の連合です。EEAは、イーサリアムのスマートコントラクトを活用してビジネスに応用することを支援します。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンにおけるトランザクションの状態遷移を自由に書き換えれるシステムです(スマートコントラクトについてはこちら)
イーサリアム企業連合(EEA)参加企業
500以上の企業から参加団体は構成されます。参加企業は下記の通りです。
グローバル企業
- Microsoft
- intel
- JPMorgan
- ING
日本企業
- MUFGグループ
- TOYOTA(Research institute)
- KDDI
特に日本企業のKDDIは、イーサリアムを使用した実証実験を行なっています。
イーサリアムの開発者
考案者はvitalik buterin(ヴィタリック・ブテリン氏)で、19歳の時にイーサリアムを考案しました。
現在、ヴィタリック氏が創案を出して 4年が経ち、イーサリアムは、マイクロソフトなどのジャイアント企業と協力関係を結び、時価総額は 3兆円を突破、暗号通貨市場第 2位の地位に君臨しています。
下記リンクは彼のロングインタビューです。ビジョンなどをうかがい知ることができます。明確なビジョンを持って開発が進められており将来性も期待できます。
イーサリアムの発行枚数
イーサリアムは発行枚数の上限がありません。カンファレンスで発行枚数を少なくすると発表がありましたが、いつ行うかが決まっておらず価格上昇の契機は開発側に委ねられていると言えます。
11月現在、価格は上昇しておりこの発表を受けて買いが集まっていると言えます。実際に発行枚数を制限し始めたらさらに価格が上昇することが予想できます。
イーサリアムの承認方法の将来性
イーサリアムは、ビットコインのブロックの承認はProof of Work(PoW)によって行われ下記の問題があるとされています。
- 大量の電力消費
- 承認スピードの低下
- 51%攻撃のリスク
イーサリアムはこの問題を解決するために、Proof of Stake(PoS)という方法をセレニティというアップデートで採用予定です。アップデート時期は未定です。
PoSはCoinAgeが高いほど報酬が得られやすくなる仕組みです。CoinAgeは下記の計算式になります。
CoinAge(コイン年数) = コイン保有量 * コインの保有期間
PoSは、大量の電力消費などを抑えられる一方で、CoinAgeが高い人が有利になるシステムです。つまり、初期から大量に資産を保有しているものが、コストをかけずに報酬を得られる仕組みです。
PoSのに対する見解に対して、仮想通貨の著名なブロガーの大石さんの見解は下記にまとめられています。リスクを払わずに入手できるコインは本質的には詐欺であり価値がないとする見解のようです。
しかしながら現在はPoWを採用しており、PoS移行までは本質的な価値は失われないと思います。
過去のアップデートと今後の予定
- 2015年 フロンティア
技術者向けのテスト版がローンチ - 2016年3月 ホームステッド
フロンティアの安定版Homestead(ホームステッド)ローンチ。多くの企業が参加するように。 - 2017年10月 メトロポリス
パフォーマンス改善、プライバシー強化、マイニング報酬の適正化など - 実施予定未定 セレニティ
PoWからPoS(Casper)への移行
定期的にアップデートを行なっており、ビジョンを持って行われています。注目すべきはセレニティへの移行時期です。PoSは賛否があり、イーサリアムの価格評価の大きなポイントとなるでしょう。
私がお勧めする仮想通貨取引所
私がオススメの仮想通貨取引所はBitbankです。Bitbankはイーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)を販売所ではなく、取引所で購入することができるので、BitflyerやCoincheckより圧倒的に安く購入できます。
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