BakktとビットコインETFが仮想通貨市場に与える影響。ゴールドETFと比較。

2018年に仮想通貨市場がクラッシュした後、多くの刹那的な投資家は去っていきました。しかし、2019年は人々は仮想通貨が安全な投資先へと転換できるよう動き出しています。

とりわけ、安全性を高めるために、最も重要で何度も議論されたものの中に、アメリカでのBakktBitcoin ETFがあります。

どちらも2019年に動き出すと予想されていますが、これらが仮想通貨市場をどのように変えることができるでしょうか?なぜ人々はこれらに希望を抱いているのでしょうか?

Bakktとは何か?

Bakkt Exchangeは、数週間以内にローンチするとアナウンスされています。(※20194月に延期となりました。)このサービスは、取引や仮想通貨の保管などの幅広いサービスを提供する暗号通貨プラットフォームです。

しかし、このサービスがなぜ優れてるのかというと、Bakktがニューヨーク証券取引所の運営会社の製品であるという事実です。

そして、そのような背景があることで、大企業が市場に参入することを計画しています。BCGMicrosoft、およびスターバックスは、Bakktをサポートしており、おそらくBakktと提携関係にある企業は他にもいます。

Bakktは、暗号通貨から法定通貨への変換もサポートする予定で、年間最大2700億ドル(30兆円)の資金移動を見込んでいます。30兆円ですよ。これは、仮想通貨市場全体の時価総額よりも大きいです。

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スターバックスは彼らのテスト会社の1つになると考えられます。それはユーザーがスターバックスを利用する際に、仮想通貨を米ドルに変換することを可能にするでしょう。例えば、スターバックスのカフェラテをビットコインで支払うことが実現するわけです。

Bakkt CEOの発言

BakktCEOKelly Loeffler氏は声明の中で、Bakktは、会社や加盟店、そして消費者がデジタル資産に積極的に参加するための拡張性のある機能として設計されています」と述べました。

「私たちは、世界中のマーケットをデジタル資産の変革の可能性を引き出すオープンプラットフォームを構築するために協力しています。」

ビットコインETF(Bitcoin ETF)とは?

Bitcoin ETFは、機関投資家が特定の資産(この場合はBitcoin)を実際にはそれらの資産を所有することなく投資するための方法です。

Bitcoin ETFは、Bitcoinを購入し、それを保管し、ハッカーから身を守るという複雑なプロセスを経ずに、Bitcoinに簡単に投資する方法です。

ビットコインへの投資は、危険であることを理由に、投資しない選択をしている投資家は沢山います。価格のボラタリティのせいではなく、ハッカーによる驚異のためです。2018年も依然として多くのハッキングが起きています。

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しかし、ビットコインを日々の取引、海外への送金、またはサービスの支払いに使用したい多くの人がいます。そして、ビットコインの値上げの恩恵を受けるために取引したい人もいます。

ゴールド(金)ETFとの比較

ゴールドETFを見れば、市場でビットコインETFがなぜ必要なのか理由がわかります。

ゴールドETFは、時間をかけて1オンス当たり232ドルから1,5000ドルになりました。米国で最初のゴールド担保ETF20041118日に誕生しました。それ以来、ゴールドETFは44ドルから 約180ドルに増加し、現在118ドル前後で取引されています。

人々は最も便利な方法を選んだのです。ゴールドの投資家のほとんどは、価格の上昇を見込んで、また価値を保存したいと考えているため、ETFを購入します。

そして、ETFであれば、実際にゴールドを自分の家に保管するという煩わしさがありません。つまり、盗まれないように、厳重な金庫を用意したりする必要がないのです。

ETFが存在しないビットコインも、ゴールドと同様で、ハードウェアウォレットを購入したり、ペーパーウォレットにビットコインを保管する煩わしさがあります。少額なら構わないですが、機関投資家にとっては、この煩わしさは大きなリスクです。

Bitcoin ETFを投資することを好む人が大勢いるのは、このような煩わしさのためです。ビットコインETFが成立すれば、ハッキングのリスクによって事業に致命的ダメージを受けるような機関投資家たちは、ビットコインの投資に肯定的になることは間違いないです。

ビットコインETFに対するアンケート調査

ちなみLendEDUが行なった1000人への仮想通貨への投資意欲に対するアンケートによると、下記のような回答を得られています。

  • 従来の証券口座を利用してビットコインを買えるオプションが存在した場合、59%が仮想通貨への投資を増やすとされています。
  • 48%もの人が、仮想通貨と証券の両方を取り扱うオプションのある仲介業者がいた場合、そちらに移動する可能性があるとされています。

このようにビットコインETFは、多くの投資家の参入を促すこととなります。

BakktとビットコインETFは世界を変えるのか?

簡単に答えると「大きく変わる可能性がほぼ100%」です。

従来の投資家は、資産が25%減少した状態で仮想通貨を使用、保管しています。あるいはもっと多いかもしれません。彼らは、一部の資産をそれだけハッキングによって盗まれているということです。

そしてそれは、特に伝統的な市場で数十億ドルを投資する企業にとって大きな問題です。彼らは、すべてを失う危険性が高く、1000%の成長よりも、年間50%のパフォーマンスを望んでいます。

だからこそ、BakktETFが必要なのです。投資家はセキュリティを望んでいるからです。

これらによって、ビットコインの価値が上がるのでしょうか?おそらくそうではありません。誰もそのようなことを保証することはできませんが、「投資するか、しないか分からない、何十億ドル」もの投資家への扉を開くでしょう。これはビットコインにとっては有益です。

ビットコインETFの成立でボラタリティは減少する

一方で、ボラティリティは減少します。これは、数量が増加し、需要と供給がおそらくバランスに達するからです。Bビットコインを売買する人もいれば、それを使用する人もいるでしょう。

ボラタリティが下がれば、ビットコインの本来の目的である「ピアツーピアeキャッシュ」となることは達成できるでしょう。

しかし、当然ながら、ビットコインがETFに追加されると分散化も減ります。これは、最も多くのビットコインを市場で管理できなくなるためです。

代わりに、それらのほとんどはビットコインを使用しない企業やユーザーが持ち主になりますが、彼らは投資商品としてそれを保管します。したがって、暗号通貨の交換や使用にアクティブになっているビットコインの量はおそらく少なくなると考えられます。この点においてはゴールド(金)と同様の傾向になると考えられます。

結論

BakktBitcoin ETFは機関投資家を引き付ける最善の方法かもしれません。それは、またより多くのビットコインの採用への道を切り開くかもしれません。

価格の面では、ETFBakktはビットコインにその失われた価値の一部を取り戻すことができます。Bakkt4月に延期されることが発表され非常に残念ではありますが、ローンチに期待したいところです。

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