QUOINE柏森CEOのAMA書き起こし(全3回)QASHの将来性・開発状況

QUOINEXが行うAMA(Ask Me Anything)とは?

AMAとはAsk Me Anything(なんでも聞いてね)の略です。QUOINEXのCEO柏森さんがビデオを生配信し、ユーザーの質問に直接答える時間を定期的に設けています。2018年の1月時点で全2回のAMAが行われています。

取引所のQUOINEXや、QASHトークンの価格の推移、LIQUIDプラットフォームの進捗など、様々な質問に対してCEOが真摯に回答をしています。

AMA【1回目】

上記が昨年の12月に行なった第1回目のAMAです。下記にテキストで内容の要旨をまとめました。

導入

まず自己紹介から。
2014年にQUOINEを創業。
共通の知人を通じて知り合ったマリオと創業した。

マリオはMerrill Lynch、クレディスイスでエクスチェンジの仕組みを作っていた。
当時は金融出身者が作った取引所がなくマリオと企業した。
柏森は三菱商事、シリコンバレーのファンド、ソフトバンクの後にQUOINEを創業。

質疑応答

Q:QASHの知名度向上や、パートナーシップなどの考え
我々はマーケティングは一人しかいない。今まではセキュリティなどプロダクトに人員を割いてきた。
今後は組織的にマーケティングチームを作ってテレビCM、大型プロモーションをしていく。

パートナーシップについては、続々と声をいただいている。
日本国内だと老舗オンライン証券から、海外では某自治区から。その裏のシステムは我々がやる。
一般のお客様にQUOINEが知られていない理由はBtoBのビジネスだったから。Bitflyerさんとは違う。各取引所の流動性を裏で支えるような会社になりたい。時間はかかるがじっくりと取り組む。
ブランド名も変更を考えている。親しみやすい名前にする。

Q:2019年に切り替えを予定しているQASHブロックチェーンの仕様
全く新しいブロックチェーンになる。イーサリアムベースではない。イーサリアムは金融で必須となるPythonなどのプログラミング言語をサポートしていない。パフォーマンスや遅延対応、処理速度が金融は重要だが、イーサリアムでは不十分。
金融のFintechベンチャー向けのブロックチェーンを作りたい。ハッシュグラフという新しいコンセプトも出ている。新しい技術の良いとこどりをしたい。アカデミアと連携しながら新しい仕組みを作る。2018年の中頃にはパブリックにしたい。

Q:QUOINEXは非常に使いにくい。
おっしゃる通り。限られた時間の中で猛スピードで全力でやってきた。9月末に事業者登録をして、その夕方にICOを行うと金融庁に報告した。日本の法令に基づいた初めてのICOだった。11月には上場するという短期間の中にすごいスピードで行ってきた。そういった中で不具合が多く出ていた。不具合を修正しきってからユーサビリティなどに取り組んでいく。

一方で、QUOINEはただ一度も大きな障害がない。他の取引所は大規模障害が起きている。我々のサーバーはプライベートサーバーで行なっている。
またQUOINEは一件も盗難がない。他の取引所では盗難がある。我々は2重、3重のチェックを行なっている。「なんですぐ出金できないんだ」という声もあるが、安全第一でやっている。我々はホットウォレットを使わず、コールドウォレットのみにしている。ユーザーが少ないから不具合が少ないという意見もあるが、海外も含めたらリアルでアクセスするお客やオーダーの数は、他社と遜色ない。マッチングエンジンは他社より強い。

Q:年末までのQASHの価格推移
QASHの価格推移は、短期的にみたらわからない。ただし、来年以降はLIQUIDが完成することもあり、1年2年後を見たら、時価総額トップ5には入っている。なぜかというと法令を遵守した仮想通貨は少ない。使い勝手も含めて世界のトップ5に入るポテンシャルがある。ビットコインは9年目、イーサリアムは3年目で最高値を更新している。私は長期保有するのが良いと思っている。一緒に成長していけたらと思っている。

Q:ワールドブックのβは順調か
順調。ワールドブックで使用しているテクノロジーはすでにできている。下記の3つ。
・マッチングエンジン
・SOR(売りがあって、買いがない場合は、外の取引所と最適につないでいく技術)
・カレンシーコンバージョンエンジン(日本円でビットコインを買いたい、EUにはビットコインユーロがある、ビットコインユーロをビットコイン円で買える)

Q1には出せる。今はパフォーマンス向上に注力している。

Q:入出金が6営業日は遅すぎる。なんとかならないか。
なんとかなる。現在は、朝9時に締めて、その日に処理している。それをすぎて出金依頼があれば翌日になる。6営業日の遅延はあってはならない。ICOの時期と重なったりしたかもしれない。
1件1件、しっかりとチェックして進めている。人を増やしている。応援してほしい。

Q:QASHの価格はどれくらいを目指しているか
短期的にはわからないが、1-2年後には時価総額トップ5を目指している。将来的にはコンビニでもどこでも仮想通貨が使える時代になってほしい。日本だけでなくグローバルでやっている。うちの会社は80人。来年の夏には倍増しようとしている。会社も400坪のオフィスに移転する。是非期待してほしい。

Q:登録手続きが1ヶ月は遅い
申し訳ない。ICOの時期と重なったのかもしれない。今は書類の不備があれば翌日に完了する。土日を挟んでも3営業日。反省している。

Q:QUOINEXの使い勝手が良くない
PCはチュートリアルなどが必要かもしれない。慣れればトレーディングツールとしてはそこまで悪くないと思っている。アプリは他社のようにシンプルなウォレットのようなものの開発を進めていく。良いアプリベンダーを見つけたので開発する。

Q:借金して250万円分のQASHを購入した。バカでしょうか
借金をしての投資はよくない。ただ我々はそれを肝に命じて頑張っていく。インドから給料の4ヶ月分をQASHを買うと連絡が来た。投資してくれた人のためにも全身全霊をかけて頑張っていく。仮想通貨は未来の金融だと思っている。

Q:国内の取引所でのQASH上場はありえるのか
国内国外を気にしていない。全取引所で扱っていただきたい。取引所のそれぞれの考えがある。リスティングするから見返りをよこせなど。彼らが顧客志向なら取り扱うべき。金融庁のOKが出ている。

Q:ビットフライヤーとコインチェックの良いところ。大衆を呼び込むインターフェースにするか
彼らは圧倒的にコンシューマー向け。一方でセキュリティは難あり。我々は大規模障害と盗難が一件も起きていない。Bitflyer、Coincheckは一般大衆に知ってもらうためにお金を使っている。我々は同じお金をかけるなら、そこに力を入れるよりセキュリティ・オペレーションに力を入れている。インターフェースの改善はこれから力を入れていく。

Q:QUOINEXの取引量を増やすために何が必要か
うちは縁の下の力持ちで良い。松井証券、マネックスは裏では東証を使っている。LIQUIDは株式市場でいう東証のような位置付けにしようとしている。一方で時間がかかる。世界各地でパートナーシップを組む。1年ご2年後の出来高は今の比ではない。

Q:QASHは価格が安定している。投機商品としての魅力がない
我々は投機商品にしたくない。安定的に少しづつ上がっていってほしい。売り出しでの参加ですでに2倍-3倍になっている。アナウンスメントが何もない状況で、動いていない。何もないのに値動きするのはおかしい。

Q:B cryptos ICOトークンの購入通貨にQASHが入るのか
調達するのは円。通常ファンド形式しか取れない。cryptosでのICOはQASHで買うと5%ディスカウントされる。

Q:知名度が低い。マーケティングを強めて仮想通貨市場でリードできるのか
もちろん。事業者登録される前にTVCMはあまり良くない。
ただ我々もマーケティングを強めていく。今はマーケティング0でここまで来ている。マーケティングしだしたら・・ポテンシャルがある。

Q:クリプトレンディングはいつ行うのか
海外ではアセットレンディングとしてやっている。国内ではグレー。

Q:CoinBaseに接触しているか?
接触している。彼らは独自でいくタイプ。流動性のパートナーとして提携するのは厳しい

Q:Cryptosは日本人が登録できない?
できない。我々は日本で事業者登録してる以上、日本の居住者は事業登録している所しかNG。事業者は日本人を断らないといけない。金融庁と、その点は話をしている。



AMA【2回目】

2017年振り返り

日本は仮想通貨の飛躍の年。4月に仮想通貨関連法案の施行。
日本でmt.Goxが起きたこともあり、仮想通貨の先進国となっている。

もともとQUOINEはシンガポールで企業したが、日本に事業所を移した。9月に金融庁登録第一号となった。
また世界で初めて法令に基づいたICO(QASH)を実施できた。人員も3倍強になった。2018年以降は倍増していく。大規模障害とセキュリティは継続して力を入れていく。

情報のアップデート

英国領のジブラルタル自治区のジブラルタル証券取引所(GSX)の子会社ジヴラルタルブロックチェーン取引所(GBX)をQUOINEが全て行う。GBXは国営の取引所で、国営と組むのは世界で初めて。GBXではQASHトークンが通貨として使える。一歩ずつQASHトークンの利便性を高めていく。

・QUOINEX(QNEX)は仮想通貨のエクスチェンジ
・CryptosはICOのエクスチェンジ
・LIQUIDはPro向けのエクスチェンジ
上記全てでQASHを使えるようにしていく。利便性を高めて価値をあげていく。

QASHのプロックチェーンについては、非常に面白いブロックチェーン分散型台帳(DLT)を考えている。POC(proof of concept)も考えている。2018年は大きく開発が進む。

海外ではCryptosはICOプラットフォームだが、日本ではQUOINEXにCryptosの機能を統合する。QUOINEXでICOに参加できるようになる。第一号として、ジブラルタル証券取引所が発行するロックトークンを世界で我々だけがQUOINEXで供給する。このICOはQASHでも参加できるように金融庁と調整している。ロックトークンは5億しか売らない。希少なトークンなのでぜひ参加してほしい。QASHで参加した場合はディスカウントできるように努力する。

2018年以降はマーケティング含めて力を入れていく。BtoBに力を今まで力を入れすぎていたので、CM含めてやっていく。コミュニティマネジメントもしていく(ミートアップ等)

質疑応答

Q:SBIがQUOINEXに出資しているが提携はあるか?
提携に関しては数多くから来ている。多くの取引所は流動性を求めている。マイニングは日本ではほとんどしていないため、調達しないといけない

Q:口座開設が遅い、入出金スピードをあげてほしい
口座開設については即日でできるようにしている。これからも人員を拡充する。
入出金については安全性を重視している。一日の入出金を2回にする、土日も営業する、一部をホットウォレットにするなど考えている。ただし安全は最重要視しつつ改善する。

Q:アプリの改善はいつ頃か
国内向けには良いアプリベンダーを見つけて開発している。誰でも簡単に使えるアプリを開発中。

Q:Binanceの件に関してはっきりしてほしい
所在地など、日本における開示義務があるものを開示していない取引所は残念。そこで取引するのはリスクがある。今後法令を遵守しない取引所は淘汰されるだろう。BinanceはQASHを使いたいと自分から言いだしたのでQASHを渡してあるが、リスティングしない。Binanceの思惑は、自社トークンBNBを取り扱ってほしいと想定される。金融庁の認可もあるので、BNB上場は簡単にはできない。

Q:社員の給料をQASHで払うか
会計上の問題がクリアになればQASHで払うことも考えている。

Q:QASHは独自のブロックチェーンを考えているか。その進捗。
どんどんやっている。ブロックチェーンも進化し続けているので、いいとこ取りをする。ブループリントを作り始めている。

Q:QASHトークンは仮想通貨になるんでしょうか
仮想通貨になるのは1年半後

Q:他の仮想通貨の取り扱いは考えているんでしょうか
もちろん。日本でもどんどん増やしていく。2018年は10通貨近く増える。ICOも含めた総合取引所として、日本で一番の仮想通貨取り扱い数を目指していく。

Q:ワールドブックの開発状況
若干遅れている。QUOINEXのパフォーマンスの改善に力を入れている。ただパフォーマンス改善はひと段落つきそうなので、LIQUIDの開発も進む。

Q:QUOINEXの成長とQASHトークンの値上がりが関連するのか
我々の会社がQASHをCryptos、LIQUID、QUOINEX、ホワイトレーベルなどで使えるようにしていく。使えるようになれば価値上昇が見込める。

Q:QASHブロックチェーンの処理速度の目標値
VISAが毎秒5万件。我々は毎秒10万単位で行きたい。VISAは最低でも超えたい。

Q:QUOINE社の海外取引所との関係
各国が規制がある中でガイドラインを見ながら行なっていく。

Q:全額保証金庫サービスはいつ開始か?
日本で最大手の信託銀行とお話をしている。日本で最初に提供しようと思っている。

Q:株式公開について?
ICOですでに世界から資金が集まっている。東証に上場するのは違和感がある。株式型トークンの取引所に上場するでも良いと思っている。

Q:Fintech特化のブロックチェーンは何を目指しますか
大切なのはハイパフォーマンス、ローレイテンシー、スケーラビリティ。金融においては匿名性は向かない。法令を遵守したブロックチェーンサービスをやっていく。

最後に

今は人が足りない状態。仮想通貨が未来だと思っている人がいたら、どんどん来てほしい。テレビCMも考えている、キャラクターも公募したい。みなさんのご意見を伺いながら作って行きたい。

資金調達の方法が2017年は一気に変革した。1年前はICOがなかった。しかし今は資金調達がICOによってできている。みなさんから投資していただき、我々は開発できている。これは金融の未来だと思っている。みなさんと一緒に築いて行きたい。

AMA【3回目】

LIQUIDについて

LIQUIDはLIQUIDITY=流動性。仮想通貨のエコシステムを見ていると、それぞれの取引所に限定的な流動性はあるけれども、FXのように統合されたシステムがなく、分断されている。LIQUIDは、統合された高い流動性を提供することを目的にしている。またJPYやEURでの取引もマッチングできるようにする。L

LIQUIDの進捗

毎日何が起こるかドキドキしながら開発している。今はテスティングしており、リリースできる目処が立っている。日本の市場ではビットコインの流動性は高いが、イーサリアムの流動性は海外が圧倒している。さらにリップルなども流動性が低い。LIQUIDがリリースされれば顧客にはすごく良いことがある。例えば流動性が低いことが原因でスプレッドが非常に高くなっている。かなりスプレッドは小さくできる。LIQUIDは夏の初めごろに正式リリースできる。

Cryptos(ICOトークン取引所)とQuoinex(仮想通貨取引所)を一つのプラットフォームにして提供する。それがLIQUIDプラットフォーム。これが第一段階。

第二段階はICOプラットフォームとしても機能する。例えばライトコインを持っていたとする。ライトコインを手放してICOトークンを買いたいと思った時に、現状だとライトコインを売って、イーサリアムを買って、トークンを買わなくてはいけない。それぞれ手数料がかかる。

UI・UXも改良していく。世界の取引所の良いところを取り入れる。また直接お客さんにヒアリングもしている。UIはかなり良くなる予定。

質疑応答

Q:LIQUIDの基軸通貨はQASHになる予定ですか?
手数料をQASHで払うことができる。QASHで払うと割引になる。手数料をQASHで払うと設定しておくと、取引するたびに自動でQASHから引き落としできるようになる。

また、ローンプラットフォームを開発予定。仮想通貨の長期保有をしたい場合は、自分の仮想通貨を貸し出すことができる。また借りることもできる。その手数料をQASHで払うことができる。

Q:fiatの送金にかかる時間やコストが問題で取引所間の価格差があると考えています。どうやってその問題を解決しようとしていますか?
弊社はセキュリティを一番大切にしている。コールドウォレットにしているところで入出金が遅くなっている。デポジットオートメーションという技術で、セキュリティを担保したままで素早く入出金できるようにできる。開発としてはもう出来上がっている。AIも含めた機械学習で1分で口座開設も含めてできるようにしている。99%は自動化されて1%が直接確認するレベルまでできている。

Q:ワールドブックができるとQASHにどういった用途があるのか?
先ほども説明しましたが、手数料の割引や、LIQUIDはICOプラットフォームとして機能するので、ICOトークンの割引など行う。まだまだみなさんが喜ぶようなサプライズがある。

皆さんにメッセージ

働く時間が長いですが、あまり気にならない。これは仕事ではなく使命だと思っている。お客さんが喜ぶ姿を想像しながらLIQUIDを作っています。今後も応援をよろしくお願いします!

QUOINEXの将来性

CEOの柏森さんの全2回のAMAをまとめました。このAMAを読む限り非常にQUOINE社の将来性があると私は思っています。最後の柏森さんのいうように、ICOは金融の未来だと思いますし、投機ではなく健全に発展してほしいと私は思っています。法令を遵守したICOのLIQUIDが2018年は業界をリードすると私は思っています。

口座開設は下記のリンクで解説しています。ご参考にしていただければと思います。

QUOINEXの口座開設方法を分かりやすく徹底図解

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